予防接種
インドに渡航することになったため、感染症の予防接種について調べてみた。
抗体の産生期間を考えても、渡航の2か月前には予防接種について病院に問い合わせる必要がある。
渡航期間と予防接種
今回のインド渡航は5日間と短期間のため、予防接種はとくに必要とされていないようだ。渡航期間が1か月以上であれば、予防接種が推奨される。ただ、渡航期間が数日でも感染は怖いので、やはり接種できるならしておくべきなのだろう。
懸念される感染症
- A型肝炎:水や食べ物での感染。生野菜や果物を食べないようにするしかない。潜伏期間はひと月で、だるさ、嘔吐などが主な症状。2か月くらいで自然に治癒。たまに劇症肝炎となり死に至ることも。
- 腸チフス:これも水や食べ物を介しての経口感染。潜伏期間は1~3週間。高熱、頭痛、全身倦怠感など。
- 狂犬病:感染した動物に噛まれることにより感染。唾液や爪などでの引っ掻き傷もダメ。致死率100%。野良の動物には近寄らないこと。
- その他、破傷風なども怖い。
予防接種にかかる費用
1回に5000円~8000円ほど。これを2回受ける。
混合ワクチンなどもあるので、病院に問い合わせる。
反省
- 多くの場合4週間のうちに2回の接種が必要なので、はやめに接種する必要がある。渡航の2週間ほど前に予防接種について調べ始めたのだが、いまから接種しても抗体の産生までに4週間ほどかかるので間に合わないということで、今回は諦めた。
- 田舎の場合にはワクチンが品切れのこともあるので、もっと早くから病院にコンタクトをとっておく必要がありそう。
インドビザ取得
インドのビザには複数の種類がある。今回は学会参加という公務での渡航であるため、『観光ビザ』ではなく『会議ビザ』が必要となる。案外時間がかかるので、早めの対策が必要。最短でも7~10日必要っぽい。
インドのビザ取得ルールは頻繁に変更されるらしく、最新の情報を入手する必要がある。以下は2016年11月のルール
手順
インドビザ取得代行業者に申込み、すべての手続きをお任せにした。
費用は2万円程度。ウェブ入力などすべての書類のドラフトを作成してもらえるのでラク。
ビザ申請をするのはインドビザセンターで東京と大阪になるので、地方からだと代理店や代行業者経由になるのかな。
ウェブ入力
今回は代行業者にすべてお願いしたが、自分で入力してもそんなに手間じゃない。ESTAとかeTAに似ているが、両親の本籍地とか旧姓とかめんどくさい情報を入力する必要がある。
必要書類
日付などに齟齬があると受け付けてもらえない(推薦状作成日が招聘状の日付より前になっているなど)。
- パスポート(2か月以上の有効期間が必要)
- 顔写真(5cm×5cm)背景が白の写真。
- インド主催者側からのオリジナル招聘状
学会の大会長名義で原本にサインして郵送してもらう必要がある。 - 日本側からのオリジナル推薦状
代行業者に作成してもらったドラフトに、学部長先生のサインをもらう。内容は名前、パスポート情報、会議情報、参加目的、参加許可、旅費情報(大学から支出します)が含まれていればよさそう。
サインをもらうだけでも決済が必要な場合もあるので早めに。 - インド内務省からの許可書
- イベントに関係する省庁の認可承認書
- インド外務省からの政府許可書
- インド州政府または郡からの許可書
5,6,7,8に関してはコピーやpdfでよい。これも学会事務局に送ってもらう必要がある
手続き
11月6日
申請者情報等の入力。
11月8日
代行業者より、手続き開始のメールを受信。
11月16日
あまりに進展が遅いので、確認メールを送信。
代行業者より、推薦状の作成に関してメールが漏れていた旨、メールを受信。
11月20日
書類が届ていた模様。出張のためしばらく受け取ることができず。
11月25日
必要書類をレターパック(赤)に詰めて送る。パスポートを郵送するのは怖い。
11月28日
代行業者よりビザ申請開始のメールを受信
12月7日
無事にビザを受領
反省
- 11月のはじめに代行業者とやり取りをはじめて1か月ほど要した。メールでのやり取りとなるが、丁寧に対応してくれるので安心感はある。
- 出張で留守にしており、書留を受け取れない時間帯があったのも想定外であった(地方ではとくに郵便局の窓口の営業時間との闘いである)。